やさしさは風の調べ カイルロッドの苦難 8

「名前つけてくれる?」
「俺でいいの?大神官とか、ウルト・ヒケウとかの方がいいんじゃない?」
「ううん。……あなたに付けてほしいの」
どうしてもと言われ、カイルロッドは女の子の名前を考えた。が、なかなか出てこない。正確には一つしか思い浮かばないのだ。色々と名前は知っているはずなのに、思い浮かぶ名前は一つしかなかった。
「じゃあ。俺が知ってる名前の中で、一番綺麗な名前を」

名前のところで感動。さ、次が最終巻だ。→ 感想