神曲奏界ポリフォニカ インフィニティ・ホワイト

「まあ、オレはスノウのものだからな。いついかなるときも離れてはならないのだ。ただか人間のだれかとは違う」
「まあぁ、犬が言いますこと」
ぱちっ、と両者の間で火花が散った……ような気がする。
「犬ではない。聖なる獣の白狼だ。目が悪いのかプリムローズ、かわいそうにな」
「ねえ、スノウご存知ですか?東の国では犬もふつうに食べる習慣があるそうですよ。うちでも犬鍋をやってみようかしら……」
(お、お嬢様?ブランカ!?)
スノウはおたついた。 なんだろう。最近、プリムローズお嬢様が、ときどき、黒い。

ひょっとしたらスノウの失われた記憶が明らかに? まさかまさかの前後編でした。→ 感想