2006-11-27 ソフィアの正餐会 クラッシュ・ブレイズ book 茅田砂胡 「昨日転校してきたばかりなのよ」 「偶然だね。ぼくも一昨日転校してきたところだよ。ヴィクター・リィ・モンドリアンだ」 「アルシンダ・クェンティよ。ルウでいいわ」 ヴィクターと名乗った少年は、すばやく辺りを見渡して、そっと声を低めて問いかけた。 「……どうしても、そう呼ばないとだめか?」 「ええ」 少女はにっこり笑って、誰にも聞こえないような小声でつけ加えた。 「ここにいる間はね」 まあ、いつもどおりってことで。→ 感想