吉永さん家のガーゴイル 5

もしもあの時、彼がそばにいたなら―
きっと、祭りのフィナーレは別のものになっていたことだろう。
「吉永ぁぁぁぁぁぁっ!」
最後の意地を振り絞って、松川が殴りかかった。
「松川ぁぁぁぁぁぁっ!」
最後の体力を振り絞って、吉永が殴りかかった。
二つの腕が交差し……

パパ大活躍なご町内物語。泣けるね! → 感想