神様のおきにいり 3 ぬれおんなの巻

「おまえたちをすべて受け入れられるほど、俺はでっかい奴じゃないみたいだ」
「稲村様、そんなことができるほど大きなモノは、この海ぐらいなものです」
智弘は思わず笑ってしまった。だとしたら、自分にはとても無理な話だ。
この相手は、あまりに大きすぎて張り合う気も失せてしまう。
「ですから、こうしてまた私とお話をしてくれるだけで十分だと思います」
「それだけで?」
「はい、それで十分です」

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