再始の女王 抗いし者たちの系譜4

「永遠などというものがあれば、それこそ運命。運命に抗うために、新たな運命を招く。そのような愚かしさを我らが願っているなどと、見縊るのも大概にしろ」
「死んでも良いとでも思っているのか」
「それが自らの意思を貫き通した結果なら、抗う気概も見せず安楽に流れて死を願ったのではないのなら」 ラジャスは歩を止めた。
「我は生きる。生きて、抗い続け、その果てに死を受け入れよう。だが、今は死を受け入れてもよいと思えるほど抗いきっていない」

今回も駆け引きがすばらしかったです。これで完結なんて……;; → 感想