EDGE 2 三月の誘拐者

「どうして?そんなに奴が信じられないか」
「信じてますよ。だからうそだというんです。本気でそんなことを言ったとしたら」
凍りつくような瞳で見下ろしながら、嫣然と微笑んだ。
「あいつの理性を疑いますね」
足早に立ち去る錬摩の後姿を見送って、内藤が呟きを落とした。
「理性がぶっ壊れちまうから、恋、なんだろ」

声もなく涙が出てきました。素晴らしすぎる。→ 感想