その本、開くことなかれ 戒書封殺記

「甘えるな」
一切の感情が排除された言葉に、綴は身を強張らせた。
「できるできないじゃない、やるかやらないかだ。
月詠君が君にどういう指導をしたか、僕は詳しくは知らないし、どうでもいい。けど、一つだけはっきりと言えることがある。彼は、君に何もせず仕事から逃げることなんて教えてないはずだ」

できれば綴の成長物語も見たかった。→ 感想