とある魔術の禁書目録SS

「私達は、小さな力の意味を理解しているのでございます」
だからこそ、彼女の言葉には力が宿っていたのだろう。
「絶対に不可避と思われた諍いを、奪われることが当然だという命を、決して折れずに前へ進むだけで解決してきた、小さな力を。味方の未来を救い、敵の未来すら奪わず、こうして一堂に揃う機械を与えてくださった、あの力を。……威光も背景もない『彼』にできて、何故私達はできないのでございましょう?『彼』一人であれだけの救いをもたらせるのならば、私達が力を合わせればどれほどの救いをもたらせるのでございましょう?諦める事に意味などございませんよ。意味を見出したければ、諦めない事が重要なのでございます」

SSというより本編といってもいいかも。いやあ、これからが楽しみ! → 感想