カラクリ荘の異人たち 〜もしくは賽河原町奇談〜

「誰にもなんて言うのは、おまえの年では早すぎる。そういうことはあと六十年か七十年生きてから言え」
「そんなに生きられるかどうかわからないよ」
「生きるさ」
自信たっぷりに言って、彼女は微笑んだ。おぼろな記憶の中にあった、日溜りのようなあの微笑だ。
「私が守ってやる」

とてもいいものを読んでしまいましたよ。これはハマる。他の作品も読んでいくことにしよう。そういえば、ルルルで本を出してたような……→ 感想