秘曲 笑傲江湖 3 魔教の美姫

「ねえ、行かないで!」
「いっしょにいれば、お嬢さんにご迷惑がかかります。やはり一人で去ったほうがいいんです」
「あたな……あなた……」
盈盈は唇をかみ締め、ずっと立ち止まらない令狐冲を見て、さらに数歩駆け寄った。
「令狐冲、どうしても私の口から言わせないと気が済まないのね」
「何が?訳がわからないな」
「祖千秋たちに伝言を頼んだのは、あなたに……あなたにずっと私の側にいて、一歩も離れないでほしいからなの!」

こんな素晴らしいツンデレさんが出てくるとは思わなかった。ちなみに離れるぐらいなら殺そうとする女性ってのは、ヤンデレといっていいのかしら。→ 感想