さらば愛しき大久保町

「おまえの頭の中って、楽しいことしか入ってないのか」
「はあ」と芳裕は首をかしげた。「なんでかなあ、それ、よく言われるんだ」
「うんうん」楠は真剣な顔で頷いた。「そうだろうとも」
「なんかねえ、ぼくは絶対カナコちゃんと結婚するような気がするんだなあ」
「そんな勝手な」

あー、面白かった。笑いが止まりませんでしたよ。もっと多作だったら、ほんとうれしいんだけど……→ 感想