2007-10-06 恋のドレスと大いなる賭け ヴィクトリアン・ローズ・テーラー book 青木祐子 「いいえ、―大丈夫です。お願いですから、放っておいてください。せめて、あと少しの間。 わたしは、あなたのしあわせを、お祈りします。きっと、できますから」 だめだ、と思った。もうだめだった。クリスはうつむいた。手で押さえたのに、涙が、ぽたりと床に落ちた。 「……お願いですから……」 ああ、切ない、切なすぎる……→ 感想