ご愁傷さま二ノ宮くん 8

「じゃあ……どうすれば動いてくれるんです?」
「貴様だよ、シュンゴ」
にやりと、ひどく攻撃的で挑発的な笑みをヒルダは閃かせて、
「貴様自身がその価値を示し、対価を支払い、而して予を動かせ。リョウコとミキヒコがそうしたようにな」
「価値に対して対価を……」
「簡単なことだ。貴様が予に認められるだけの男であることを証明するだけでよい。方法は問わぬ。さすれば予は喜んで貴様の願いを聞き届けてやろう。期限は明日より三日。それを過ぎれば永久に世の助力は得られぬものと心せよ」

どうやって相手の助力を得るか、期待が盛り上がった分、最後がなあ……。→ 感想