刀語 第十一話 毒刀・鍍(メッキ)

不意にとがめが、七花へ手を伸ばした。ん、と七花が首を傾げると、とがめは不快そうに眉を顰めて、
「何をしておるか、このたわけが」
という。
「腹心は歩くとき、あるじと手を繋ぐものだ」
「?そうなのか?左右田右衛門左衛門と否定姫はそんなこと、してそうにないぜ」
「あやつらは特別だ。あやつらは対面すらしておらぬであろう」

いろいろな謎が見えてきたあとに、この引きは強烈過ぎる!最終巻が楽しみです → 感想