2007-11-15 時砂の王 book ☆☆☆☆☆ 小川一水 「幢を」 濡れた袖で乱暴に目を拭って、周りを見回した。悲嘆に暮れた顔が連なっている。もう一度息を吸い、出せる限りの大声で喝した。 「幢を立てよ!卑弥呼の大旗を!わらわはまだ倒れてはおらん!」 鳥肌が立つほどの興奮と、感動に酔いしれました。→ 感想