ソフィアの宝石 ―乙女は、謡う―

「……リディア、君を好きになればよかった」
「駄目よ、その気もないのに口説こうとしたって、すぐにわかるんだから。いつもそうでしょ」
「君となら同じものを見られるんじゃないかって、そう思う気持ちは本当だよ」
「でも、恋って、そういうものじゃないんでしょう?」
「この人を好きになろうって決めて、その日から変えられるなら、きっと誰も悲しい思いなんてせずにすむわ」

相変わらずリディアのまっすぐさが爽快です。いまだ見えない恋心が今後どうなっていくか楽しみ。→ 感想