2007-12-07 狼と香辛料 6 book ☆☆☆☆ 支倉凍砂 「ぬしの優しさは怖い怖い」 首をすくめて楽しそうに笑うホロの口元から、白い吐息が後ろに流れていく。その小悪魔のような様に尻尾の毛をむしりたくなったとしても、仕方のないことだろう。 しかし、川の上のこの寒さだ。ホロの尻尾を失うわけにはいかない。 「俺はお前の笑顔が怖いよ」 「たわけ」 甘く、時折ひやりとさせられる二人のやり取りににんまり。続編がすっごい楽しみ。→ 感想