オペラ・グローリア 讃えよ神なき栄光を

唇がほころぶ。心がほころぶ。あのひとは生きている。生きて、まだ自分の名前を呼んでいる。シュナルはその声がとても好きだ。本当に、好きだった。
シュナルはすがすがしく笑って言った。
「ありがとう、愛しているわ。― さようなら」

思いが届かないとは、こうも切なきものなのか。しかも何だ、あのラスト!最終巻でどうなるか、気になってしょうがない。→ 感想