死せる魔女がゆく 上 魔法探偵レイチェル

「一歩、通りに出たら」デノンがささやいた。「おまえは格好の獲物だ」
「まさか……」あたしは口ごもった。「あたしを辞めさせたかったんでしょう?」
「この件は誰かに落とし前をつけてもらわなければならない、モーガン」デノンがささやいた。
「タムウッドは殺せない。だからおまえに身代わりになってもらう」
上目づかいで、あたしを見た。
「おめでとう」

宮仕えから独立したら、恨まれて暗殺者を送り込まれるわ、家に帰れば、吸血鬼なパートナー(同性)がムラムラきてるわで、さあ大変というドジっ子魔女の冒険談でした。ハラハラドキドキで楽しい → 感想