2008-02-12 藤堂家はカミガカリ book ☆☆☆☆ 高遠豹介 「だとさ。良かったじゃねえか美琴」 そう神一郎が言うと、美琴は不敵な笑みと共に立ち上がった。 「ホント、良かった」 その表情は、何かが吹っ切れたように清々しかった。 「良かった、と言いますと?」 美琴はブラシを一度、地面に叩きつけた。 「あんたらぶっ殺す理由ができたってこと!」 いやあ、楽しい楽しい。ユーモア溢れる会話のセンスと、ぶっきらぼうな中にも見える優しさがたまりません。→ 感想