封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 1

「知らんでー。いつまでも返事せえへんのやったら、これから俺、おまえが一番嫌がる呼び方で呼んだるからなー」
返事はない。
聖はいたずらっ子のyほうにニンマリした。今回も自分の勝利を確信して、大きく息を吸い込むと、声を張り上げた。
「と、う、こ、ちゃーん!」
部屋を出ようとしていた桐子の足が、ぴたりと止まった。
「黙れ!このバケモノ!」
「俺はバケモノやのうで、鬼や!」
「おまえなど、バカなケダモノで十分だ!二度とこの私を『ちゃん』づけで呼んだら許さぬぞ!このうつけ鬼!」

弓生と相手するとシリアスに、聖を相手するとコミカルに。このギャップがたまりません。たぶん、ネギまエヴァンジェリン好きなら、桐子にハマると思われます。読んでみないかい? → 感想