レンタルマギカ ありし日の魔法使い

「僕は魔法使いじゃないからね。賭けるものなんて、せいぜいこの身と命ぐらいしかないもの。もっとも、だからこそ、賭ける相手と賭け時は間違えないようにしてるつもりだよ?」
飄々と、司は言う。この戦いさえ、彼にとっては日常の一風景と変わらないと、そう言うようでもあった。
急に、その声音が変わった。
「……それに、怒っているのが君だけだと思うな」
かけていた眼鏡を取り去り、むしろひそやかに司は告げた。

「社長命令だ」

うおお、この過去編は面白かった!例の組織との因縁も見えて、これからが楽しみです。 → 感想