火の国、風の国物語 3 星火燎原

「せめて、先ほどの光景だけは脳裏に焼き付けておくとしましょう」
今も彼の断末魔の叫びが耳に残っている。そして恐怖に歪んだ表情も。
これが人を殺すということなのだ。今後、自分はこれと同じ事を他人に強制することになるのだ。
決して忘れはすまいとあらためて誓う。人の命が奪い取られるこの光景を。それこそが他人に他人を殺すことを強制する者の負うべき定めであるべきなのだ。

反乱軍の決起から現在にたるまでの道のりを描いたお話でした。存分に楽しませてもらいましたよ。次も雲行き怪しいし、ああ、楽しみ → 感想