紅牙のルビーウルフ 7 君に捧げる永遠の花

「ルビーウルフ!」
寝室に踏み込んできたジェイドは、なぜか肩で息をしていた。ここまで走ってきたようだ。
「どうなさったの、そんなに慌てて。何かご用?」
うとうと眠りかけていたせいか、少し声が掠れている。こっそりと咳払いをして、ごまかすようにキャビネットからシュガーポットを取り出し、テーブルまで運ぼうとした。
そのとき。
「脱げ」
たった一言、ジェイドはそう言った。

これは素晴らしき短編集でした。ジェイドもルビーウルフも、可愛いったらありゃしない。→ 感想