スクランブル・ウィザード

武装の最終確認、忘れ物無し。十郎は部屋を出ようとする。だがそのとき、背中越しに静かな声が掛けられた。
「違うの」
振り返ると、驚くほど強い感情を湛えた瞳がこちらを見つめていた。
「そうじゃない、私が怖いのは……先生のことなの。『みんな』には先生だって含まれているの。だから、先生も無事に戻って。そして、ちゃんと私を迎えにきて!」

無愛想な先生に惹かれていく過程がすっごいよかった。これはぜひとも続編を!がんばって先生を落としてくれたらうれしいな。→ 感想