桜嵐恋絵巻

「俺はそなたが好きだ」
にこりと、まるで無邪気に、雅遠が微笑む。
「この言葉も怖いか?」
「……」
「怖いと思うなら、仕方ない。でも、疑ったりはするなよ」

誤解から鬼と呼ばれた姫と、不器用さからぼんくらと思われた男の平安恋物語。甘くて素敵。 → 感想