別冊 図書館戦争(2)

「お前、そういうところはこの機会に徹底的に思い知れ。お前に苦手があることも弱いところがあることも悪いことじゃない。当たり前なんだよ。お前が有能なのは悪いことじゃない。だけどお前が飛びぬけて有能な奴じゃなくてもお前のことが好きな奴は好きだよ。笠原とかそうだろ。同期でも同僚でもみんな」
手塚はコーヒーの缶を大きく呷った。
「お前と仲がいい奴は、お前が有能だからお前を好きなんじゃないんだよ。お前がいい奴だから好きなんだよ」
「……素面でよく言うわ、そんなこと」
「素面で言わないと信じない奴に言われたくない」

柴崎おめでとー!幸せになってね。ぐすぐす。→ 感想