ブルー・ブラッド 虚無編 上

そう、仕方のないことなのだ。ヴィクトールはまだまだ若い。ほんの子供なのだ。
だから本当は、今のうちにひねり潰してしまえばいいのだ。
あれは、いずれ最も手ごわい敵となるかもしれない。さっさと殺してしまえばいい。今の自分ならばたやすいはずだ。
(わかっているならば、なぜ放っておく?)

ユージィンの冷酷さと孤独が見えるお話でした。なるほど、この覚悟の差がヴィクトールとの命運を分けたのかと納得。 → 感想