ロードムービー

「先生?」
「今はまだ、そんな風に自分がなれるなんて想像もつかないと思う。なれるわけないって不安になるときもあると思う。でも僕は知ってる。今がどれだけおかしくても、そのうち、本当に自分でも驚くぐらい変わるはずなんだ」
俺は正面の窓ガラスを見た。その中の千晶の顔に向けて告げる。
「だから、安心していいんだよ」

表題作は涙ものでした。でも他の作品はデビュー作を忘れてたので、くすぶるものがあったような。冷たい校舎再読しないと。「」 → 感想