烙印の紋章(2) 陰謀の都を竜は駆ける

(剣闘士としては、姫と友人になど吊り合わぬと思い)
(奴隷としては、姫が奴隷の境遇を知るようなことを言うのに耐え切れず)
(皇子としては、目的を果たすためになら、オルバひとりの犠牲など構いはしないとさえ思っている)
「おれは、誰だ」

二つの顔を使い分けた戦いは、今回こそ勝利したけれど、そろそろほころびが見えてきたような……。なまじ中枢にいる分、動きが取れなくなると大変なことになりそう。誰か仲間とすることができるか注目です。 → 感想