魍魎の都 姫様、それはなりませぬ

「うるさいわね。あの橘の粗忽者が文をよこそうがよこすまいが、私はぜんっぜん!まったく!ちっとも気にしてないんだからっ!」
「……ほう」
綾はにやり、と笑った。
「そーかそーか。お主が気にしておったのは橘家の若者か。それは気づかなんだ。いやー、わしはてっきり、藤原家の御曹司かと……」
あ。

ああ、なんて素敵なLOVE寄せ!背中合わせのイラストが素晴らしかった。続きを…… → 感想