2008-11-13 ゆらゆらと揺れる海の彼方 10 book ☆☆☆☆ 近藤信義 「お願いです」 涙で視界が曇ってしまい、ジグルドの顔もまともに見えなかったが、今はそれでよかった。はっきりと見えてしまったら、きっと言えなくなる。だから、今しかない。 「あの子を―」顔を伏せ、エミリアは言い切った。「あの子を助けて……」 すれ違いが悪循環を呼び、気づけば取り返しのつかないことになっていく。その過程がほんと辛かった。過去編終わったので次は本編かな?楽しみだ。 → 感想