2008-12-11 断章のグリム(9) なでしこ・下 book ☆☆☆ 甲田学人 そうだ、それでいい、私は人でなしだ。 一真が持っていたかなてこを見ていた時、彼女の中には改めての暗い喜びがあった。 ― これでこの<泡禍>は、自分のものになる。 最後を救いと見るか、それとも……。むしろ呪いのようにも思える残酷さ。ゾクゾクする。 → 感想