この広い世界にふたりぼっち(2) 人形カラシニコフ

「私としたことが、すっかり忘れていました」
眉根を寄せる委員長、パールホワイトのメガネフレームと、小さな顔と、全部が夕日に染まった。
血の雨を、浴びたようだった。
「私は、異邦人で、旅人で、客人で―決して、街の住人ではない」

やっぱりこの作品の雰囲気は最高だ。終盤がちょっとアレだったけど、女の子と狼の間に見える愛情ににやり。 → 感想