運命のタロット(4) 「愚者」は風とともに

「それはないな」<魔法使い>が素っ気なく否定する。とりつくシマもない言い方。
「<虫>なり<恋人たち>なりが力を用いて、窓をあらかじめ開けておくということはないのだ」
(なんでよ)
「それは規定に違反する。協力者が凶行を行うために、窓を開くことが欠くことのできないことであれば、その行いは、事件に直接関係のあることに物理的な力を使ってはならないという点に反してしまう」

ミステリー展開が面白い……けど、この人間関係はきついなあ。 → 感想