失恋竜と契約の花嫁 幸運の星めぐり

「別に俺は好きこのんで後をつけるような真似をしたわけでは―」
不機嫌な声で、どこか言い訳がましい口調になりながら言ったメリルが、途中でその言葉を呑み込んで、今度は小さく舌打ちした。
「さっさと用事をすませて、家に戻るぞ。おまえが俺以外の……百歩譲って、セツとフィーナ以外のことでばたばたしてるのを見るのは、気分が悪い」

スウェンがお人好しを発揮するとむくれるメリルににやにや。始めて外に出た子供達の新たな出会いが良かった。これって、ひょっとしたら、まだまだ続けられるんじゃないかな。楽しみ。→ 感想