やおろず 弐

「お祭りは、神さまと人間が一緒に遊ぶ行事でしょう。マレビトはお客さんとして、人間の出し物を見に来るんです。それなのに、演じる側がお客さんを怖がっていたら、お祭りは成功しませんよ」
見せる相手がいなければ、それはただの一人遊びだ。客を退屈させてはいけない。つまらなくして怒らせるのもご法度だ。
「神さまを楽しませてあげてください。賽河原さんならできますよ。だって、生まれたときからお世話になった、お馴染みの神さまでしょう?」

のんびりな雰囲気はそのまま。ただ起伏はあまりなくて物足りないかなと思ってたら、神楽でやられました。積み上げられた思いが見せる舞にじわり。→ 感想