烙印の紋章(3) 竜の翼に天は翳ろう

「ぼくはもう、彼の言うこと為すことにいちいち驚かないことにしましたよ。それこそ慣れておかないと、具合を悪くするだけなのでね」 笑みで同意を示しながら、しかしゴーウェンは、オルバの駆け去ったあたりをあたりを遠い目つきで見やった。 「慣れ、だけの問題ならばいいが。このところ、奴は心身ともに『皇太子』になりすぎている」

オルバの成長著しくも、余裕のなさから周囲に不審感が生まれてきたか。ビリーナがうまく支えてくれそうではあるけど、まさかの方向から横槍がきたか。どうなるんだ?→ 感想