はかなき世界に、最期の歌を―宵月閑話

どうか、おばあちゃん。
黄泉路に下ってしまう前に、そうして祖霊の列に加わってしまう前に、教えてほしい。

あなたを殺したのは誰なのか、を。

少しずつ明らかになっていく呪には、哀しみを感じるけれど、それだけではない暖かさもあってよかった。小野の当主の仕える人に対する思いが、複雑で興味深い。→ 感想