2009-05-04 天涯のパシュルーナ(1) book ☆☆☆☆ 前田栄 「お迎えにあがりました、王子」 「はぁ?」 予想外にもほどがある台詞に目を丸くしたトゥラルクに、貴族の青年は妙にうさんくさい笑みで続ける。 「あなた様こそまぎれもなく、十六年前に偽巫女によって攫われた第一王子」 「……おまえ、正気か?」 山賊として生まれ育ったトゥラルクが、嫌々ながら第一王子に扮するお話。まだお話としては序盤だけど、都までの道のりはまだまだ長いし、到着してからも波乱が待ち受けてることは間違いないので、続きがとても楽しみ→ 感想