Missing(3) 首くくりの物語

「何処へ戻るつもりなの?君たちは世界の本当の姿が見えてないのに、自分が何処へ戻ろうとしてるのか判るの?」
詠子は大きく両腕を広げる。言ってることは完全に意味不明だ。武巳は何も答えられない。
詠子はすう、と頭上を指さし、言う。
「戻る場所には気をつけなきゃ。さもないと首くくりの木の下に、戻る事になっちゃうよ?」

上下巻かよ!それはさておき、禁帯出ってのはそそるなあ。本にはそういう雰囲気を持つものがあるよね。首つりと末子成功譚がどう繋がってくるのかわかりませんが、危うくなり始めた綾子は、何を写してくれるのか楽しみ。→ 感想