サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY

「浅井。君は生まれ変わったら、何になりたい?」
「僕は神様になりたい。いちいち人に試練を与えたりしない、人間不信じゃない神様に。お腹がすいてる人にはパンをあげて、悲しんでいる人は幸せにする。毎日、そんな仕事をして暮らしたい」
たぶんそれは人の為なんかじゃない。もっとエゴイスティックな理由で。世界中から、悲しみがなくなればいい。
「何か悲しいことがあったのか?」
そんなつもりはなかった。でも、そうかもしれない。
「今の世の中は、ちょっと悲しいことが多すぎると思うんです」

不思議な力を持った少年少女のお話。この雰囲気はとても素晴らしいものがある。どこか危うく、それでいて優しいものを漂わせながら、事件を追う少年の心が切なくて好みでした。→ 感想