お狐サマの旅は道連れッ!

「言ったはずだ、お前はわたしのものだと」
「はいはい」
「返事は、一回でよい」
くくっ、と笑って、紗那王が桐緒の黒髪に指をからめる。
「なんですか、その笑い」
「いや。記憶がなくても、減らず口は変わらぬな」

まだ決着つかないってのはアレだけど、記憶をなくした桐緒に向けられたみんな視線の温かさがいいなあ。泣き虫に思えるけど、泣ける場所があるからこそ、だよね。ヤンデレな人たちが多いように思いましたが(藤真も充分資格ある)・・・、やっぱりこのふたりで決めて欲しいかな。→ 感想