灼熱のエスクード(4) DADDY, BROTHER, LOVER & LITTLE BOY

「貴方の進む道はきっと幾つにも分かれていることでしょう。けど進むしかないのです。さあ、お行きなさい。呪われしさだめを背負った『貴婦人の吾子』よ」

尊敬する人を追うように同じ道を辿る薫の辛さがきつい。耐えられたのはまさに先人がいたからこそだよなあ。魔族の侵攻が始まった世界で、敵の敵は味方という状況から生まれる仲間たちの戦いがとても面白かった。実る恋があれば失われる恋もあるけど、最後まで諦めないルーシアが僕は好きです。とても楽しませて貰った最終巻でした。→ 感想