さよならの次にくる <新学期編>

「……ミノ、勘弁してくれよ」
「心配するな。あの子は絶対入る。お前目当てだからな」
「は?」
いきなりわけの分からないことを言われて瞳孔が開いた僕に構わず、ミノはナレーションの口調で「柳瀬沙織、ライバル出現!」と言った。
「どういうこと?」
「続きはCMの後で!」

ストーカー被害に悩む美少女な後輩が美術部に来てくれたおかげで、ニヤニヤしっぱなしだった。簡単なトリックでも見せ方一つでいろいろ変わるんだなあと思いつつ、楽しいのは伊神さんと柳瀬先輩コンビだった。ほんと素晴らしい。モテモテから一変するラストはあれですが、言い終わり方だったなあ。そろそろ柳瀬先輩のターンがほしいところですがさてさて。→ 感想