我が過去を消せ暗殺者 魔術士オーフェンはぐれ旅(5)

「馬鹿な……嘘だ、あいつの顔 ―あれは―」
「……そう。あれは、あなたの顔よ、キリランシェロ」
答えたのは、いつの間にかオーフェンの背後まで来ていたレティシャだった。
「お帰りなさい、キリランシェロ。最悪のタイミングだけれど、歓迎するわよ」

牙の塔話。「血」が思い出す感覚と警告から、オーフェンが思い出したくない過去が見えてくる。たしかに辛いけど、「偽物」であることを、オーフェンであることをふっきった姿は格好よかった。盛り上がり方が半端無いよ!とても面白かった。→ 感想