嘘つきは姫君のはじまり 姫盗賊と黄金の七人(後編) 平成ロマンティック・ミステリー

「だが、和泉。おまえは竜田の容疑がもっとも濃いことを指摘していたんじゃなかったか?」
「ええ、そうよ。いったでしょう、わたしは誰でも疑うと。疑ってそしてわたしは判断したの。竜田は犯人ではないとね」

蛍の宮のツンデレっぷりやヤマトタケル作戦にニヤニヤが止まらなかった。次郎君の甘い言葉にゴロゴロしたけど、真幸と宮子の幼い頃の話を知ると、やっぱこの二人にくっついて欲しいなと思う。事件はどんどんシリアスになるのに、軽さを忘れない展開はとても良かった。ただ、ラストはちょっと駆け足だったのがもったいない。謎解き場面はもうちょっと魅せてほしかったかな。でも、楽しかったです。→ 感想