翔べ、遙か朝焼けの空 幻獣降臨譚

「……君は、怖いお嬢さんだな」
トレンスはため息をついた。
「失礼だが、一見、どこにでもいる普通のお嬢さんみたいに見えるのに、鮮やかにこちらの意図をすくい出して突きつける。まるで、鏡のように」
「私は、ただ、優しくしてくださった方には同じように優しく、そうでない方にはこっちも意地悪してやろうと、そんな程度のことしか考えていないんですけど」
「だから鏡だ、っていうんだよ。君の態度で、こちらも覚悟を新たにさせられる」

新たな武器を手に攻めてくるものを相手が・・・か。よりによってアレですけど、それはともかく最前線が激戦区になってる中、アリアがついに動き出しましたね。これで、すべての伏線を張り終えたとのことなので、ここから怒濤の展開となるでしょう。どうなるか、楽しみ。→ 感想