マイナークラブハウスは混戦状態 ―minor club house(3)

「謝ってはだめだ。それは君の問題じゃない」
急に厳しい口調になって、カウンセラーの先生はぴしりと遮る。
「今までに、お父さんのしたことで、お母さんが誰かに平謝りに謝る、なんて構図を、いいやってほど見てこなかったかい?」
「……」
「そして、一見犠牲者のように見えるお母さんが、実はそうやって己を保っているのだと、薄々感じたことは?」
「……はい」
「同じことをしてはいけない。君は君だ」

あー、ここにいる先生っていい人が多いな。生徒のために動く姿が素敵。素直になれない思いを抱えた生徒たちだけど、共にバカが出来る仲間がいるって、支えられるものがあるんだなと痛感でした。それにしても、まさに混戦!どうなるんだろ。→ 感想